ユキスナの歴史散歩

戦国史跡巡りが好きで色々な場所を訪れては写真を撮ったりしています。その中で面白い事や場所やお土産とか気がついたことを記事にしていきたいと思います。歴史散歩の中ではカエルとして登場するのでよろしくお願いします。

山梨県河口湖に武田水軍の船現る!

こんにちは毎度おなじみユキスナです(^^)/

今回は山梨県の河口湖にあると言われる

武田水軍の船に乗船すべく、記事を書いて

いきたいと思います。

今回私は新宿駅から特急電車に乗り、大月駅で降りて

から富士急行線に乗り換え河口湖駅で降りました。

時間はだいたい2時間ちょっとで到着。

大月駅から河口湖駅まで17駅あるので、

なるべく止まらずに行きたいという方は、

JR特急富士回遊も新宿駅から出ているので、

そちらを利用するのも良いですよ。

 

 

河口湖に浮かぶ武田水軍の船を目指して!

f:id:yuki-snu2:20220503211724j:image

それでは河口湖駅から歩いて河口湖の遊覧船乗り場に

行きたいと思います。

歩いて行くと10分〜15分くらいです。

駅からひたすら歩いていると河口湖にある

お土産屋さんが並ぶ通りにたどり着き、

近くに河口湖の看板が見えてきます。


f:id:yuki-snu2:20220411223131j:image


駐車場の中を進んでいくと左側に遊覧船の看板と、

チケット販売所兼乗り場が見えてくるので、

乗船時間を確認しておきましょう!

「天晴号(あっぱれ)」情報

営業期間 年中無休

営業時間 9時30分〜16時00分 30分間隔で運航

所要時間 20分くらい

料金   大人1000円 小人 500円

ペット乗船料500円でゲージまたはバックに頭を覆う

ように入れれば乗船可とのこと。

(ゲージを持ってない方は貸し出しもあります。)

盲導犬、聴導犬、介助犬は無料です。

遊覧船も乗ってロープウェイも乗る方は、

セット券を買うことをオススメします!

セット券は1600円です。

それぞれ別々に買うと遊覧船が1000円、

ロープウェイ900円ですので、300円お得になります。

天晴号の出航は30分間隔で行われるので、

時間になるまで遊覧船乗り場の近くに待合室が

あるので、河口湖に関係するパンフレットなど

見ながらゆっくり待ちましょう(^_^)

 


f:id:yuki-snu2:20220411223145j:image


ここで少し武田水軍の事を説明しますと、

永禄11年(1568年)駿河に侵攻した武田軍は

今川氏真を駿河国から追い出し、

念願の海に出る港を手に入れて元々今川氏に

従っていた水軍も再編しました。

再編した水軍には九鬼嘉隆(くきよしたか)に敗れた

北畠家の伊勢水軍と北条氏の伊豆水軍に従っていた

間宮武兵衛兄弟を引き抜き、相模の北条水軍に

対抗すべく軍備を増強しました。

巨大な安宅船を中心に52隻の小舟からなる艦隊の

水軍です。

水軍を指揮していたのは元今川氏の家臣で武田家に

従った土屋貞綱(岡部貞綱)です。

土屋の姓を信玄公が与えて名乗らせたところを見ると

信頼されているのがわかりますね。

この土屋貞綱の娘婿は武田滅亡時に、最後まで

武田勝頼公に使えた土屋昌恒(惣蔵)です。

武田の騎馬隊は有名ですが、武田水軍はあまり

知らない人もいますよね。

この機会に是非勉強してみるのも良いですよ!

それではいざ武田水軍の天晴号に

乗船してみましょう(^^)/


f:id:yuki-snu2:20220411223523j:image

 

桟橋には武田信玄公とコラボした温泉むすめの

河口湖多佳美ちゃんがお出迎えしてくれます。


f:id:yuki-snu2:20220411223604j:image

 

船内一階では歴史や観光情報の動画が

流されていて、乗りながら色々学べたりします。

陣羽織と軍配が貸し出しされているので、

記念撮影もできますよ。


f:id:yuki-snu2:20220411223746j:image

f:id:yuki-snu2:20220411223823j:image

 

一階船内入口横に100円でできるおみくじの箱が設置

されているので一日の運を見てみるのも良いですよ。

では二階デッキに行ってみましょう(^^)/

二階に上がって一番最初に目に飛び込んでくるのは、

武田軍の象徴である孫子の旗と武田菱が優雅に

風にたなびく勇壮な姿です!

f:id:yuki-snu2:20220503210720j:image

船首の方に孫子の旗があって一段上に上がれる

場所があり、周りを良く見渡せるので戦国武将の

気持ちになる事ができて楽しめると思います。

船が橋を越えたあたりから遠くの方にうの島という

島が見えますが、戦国時代にこの地を治めていた

武田氏は信濃の伊那郡を侵攻時に捕らえた

神峰城主の知久頼元(ちくよりもと)親子をうの島に

幽閉し、翌年に対岸の船津の浜で自害させました。

湖の上に孤立する無人島を牢屋のようにして

活用していたのですかね。

船はうの島の方までは行かずその手前でUターン

する形で、元の桟橋に戻っていきます。

戻る途中富士のお山も晴れていたらくっきり

見えますが、私の行ったときは残念ながら雲が

かかっていました^_^;


f:id:yuki-snu2:20220411224453j:image

 

河口湖に富士山が逆さまに映る姿も見れるらしい

ので、是非晴れた日を狙い行ってみてください。

河口湖はそもそもどうやってできたかというと、

溶岩流が川をせき止めて2千〜5千年前に

できた場所だそうです。

富士山から流れてきた溶岩の力でこんなに大きな

湖を作ってしまうのは凄いことですね。

こんなにも凄い自然の力を持った富士山は

大昔から信仰の対象であり続け、

頂上まで登る(登拝とはい)や厳しい修行を

行う修験道の場所としても使われていました。

そんな富士山に祀られている神様といえば、

「コノハナサクヤ姫」でございます。

火難除け、安産に農業、織物業に関する

御祭神ということです。

コノハナサクヤ姫は女神であり、富士山に

女性が登ると嫉妬して火山を噴火させるという、

お話ものこっているほどです。

なので女性は富士山の2合目まで行けて、

7日間修行をした人のみ4合目から5合目まで

登ることができたらしいです。

明治に入ってから本格的に頂上まで女性が登るように

なったというので、ごく最近まで古くからの風習を

守ってきたことがわかりますね。

 

f:id:yuki-snu2:20220411224509j:image

 

そうこうしてるうちに武田水軍の船は本拠地に

無事戻って来ることができました。

20分という時間でしたが、十分満足いく内容でした。

船に乗り風をきりながら走るのは爽快であり、

戦国時代にタイムスリップしたような気持ちになれて

とっても良かったと思います。


f:id:yuki-snu2:20220411223424j:image

 

船を降りるのは名残り惜しいですが、

また乗船することを楽しみにしながら

次の場所に移動すべく、

ロープウェイに乗り河口湖天上山砦があった

天上山公園に向かいたいと思います!


f:id:yuki-snu2:20220411224928j:image

↑天晴号に乗ったら是非乗船記念印を

購入することをオススメします。

普通のタイプのものと河口湖多佳美ちゃんの

コラボ印の物があります。

通常タイプが500円

コラボタイプが600円です。

 

山梨県河口湖に武田水軍の船現る!  おわり

 

次回河口湖畔に存在する武田軍の天上山砦を訪問へ

乞うご期待です(^_^)/