ユキスナの歴史散歩

戦国史跡巡りが好きで色々な場所を訪れては写真を撮ったりしています。その中で面白い事や場所やお土産とか気がついたことを記事にしていきたいと思います。歴史散歩の中ではカエルとして登場するのでよろしくお願いします。

真田の鉄壁の城岩櫃城へいざ出陣 後編

皆様こんにちは、記事を書くのが途切れ途切れに

なっているユキスナです(^_^;)

前回は潜龍院跡地から十二様通りを尾根沿いに行き

天狗岩まで来たところまで記事にしましたね。

今回は天狗岩から岩櫃城跡地まで進んで行きたいと

思います!

 

真田氏が誇る難攻不落の城に潜入!

ここで岩櫃城の事を簡単に説明しますと、

この城を最初に築城したとされる吾妻太郎助亮は

鎌倉時代にこの地を治めていたとされますが、

真偽は確かではないとの事。

戦国時代になると吾妻氏の子孫と称する斉藤憲次が

岩櫃城を支配して吾妻郡一帯の地侍を掌握します。

岩櫃城は憲次とその子・憲広に受け継がれてゆき

斎藤憲広は上杉氏に属し勢力を拡大を図るが、郡内の

豪族羽尾氏と鎌原氏の領地争いに介入

(羽尾氏に味方)両氏の仲介に入っていた

信濃国小県郡の真田氏、および真田家の

主家である甲斐の武田氏による介入を招くこと

になってしまう。

この後武田氏と真田氏の介入により斉藤氏の勢力は

衰えしまいやがて駆逐されてしまうのです。

武田信玄は家臣の真田氏にこの吾妻郡を

支配するように命じていましたが、

武田家中ではこの吾妻郡に真田氏と同族の

海野氏や滋野氏がいたことから、手を組んで

反旗をひるがえすのではないかと懸念

してました。しかし武田信玄は真田幸隆を

信頼して任せる事にしました。

この時の武田信玄への恩義を幸隆は

忘れていなかったのかもしれませんね。

1582年(天正10年)甲州征伐

(織田徳川が甲斐に侵攻した際に主家の

武田勝頼をこの岩櫃城まで逃げるよう

進言したのも何となくわかる気がします。

真田昌幸は現在の潜龍院跡地だった場所に

武田勝頼を迎えて急いで城館を造らせたと

いわれています。)

そしてここから真田氏による岩櫃城支配が

始まります。真田氏は吾妻地方の進出を狙い

沼田城、名胡桃城を攻略して上田城との街道を

整備しました。

因みに沼田城はこれより後に北条氏との争いの

きっかけとなる重要なお城です。

岩櫃城は西は岩櫃山、南は吾妻川へ下る急斜面、

北は岩山で天然の要害となっている。

堅牢なお城でございます。


f:id:yuki-snu2:20230312144052j:image

岩櫃山(標高802m)の中腹東面に

位置する山城で、城郭の規模は

1.4キロ平方メートルと上州最大を誇っております。

更に150mほど行くと虎口と二ノ丸がある。

その西に堀切があり、屈折して竪堀に繋がっています

 本丸には北に土塁が残っていたり、

四阿や説明板の「岩櫃城本丸址」の大きく立派な

木碑が建てられていたりして、帯曲輪は

発掘調査中であるとの事です。


f:id:yuki-snu2:20240215203911j:image

竪堀が残されていて当時の様子が伺えますね。

現在では木々が生えて見通し悪いですが、

戦国時代は敵が何処から攻めてくるのか

よく見えたでしょうね。

岩櫃城の恐ろしさは郷原城に柳沢城など複数の

支城で連携構築されて、敵が何処から攻めて来ても

対処できる構造になっていたのが、鉄壁の堅城と

言われた理由の一つだと思います。

 

f:id:yuki-snu2:20230312144255j:image

本丸から少し行くと二ノ丸にたどり着きます。

本当ならもう少し見て行きたいところですが

このまま中城の方まで降りて行きたいと思います。


f:id:yuki-snu2:20230312144615j:image

途中の分かれ道で群馬原町駅方面の矢印が

あるので、そちらの方に進んで行くと

中城にたどり着きます。
f:id:yuki-snu2:20230312144809j:image

私が行ったときは草木がけっこう茂っていて

わかりにくかったですが、

本丸の東側に位置し攻め込む敵が

斜面を横方向に移動するのを規制するために

設けられた竪堀により区画されていました。

f:id:yuki-snu2:20230312144834j:image

この中城は平沢登山口からは山道(遊歩道)を

5分ほど登った場所にあってすぐです。


f:id:yuki-snu2:20240215205734j:image

登り口に「岩櫃城跡」の石碑の由来説明板が

建てられています。

近くには岩櫃山登山口休憩所などがあり、

パンフレットなどもおいてありますよ。

観光案内所の近くからは出浦淵真田家臣だった

出浦氏の館があった場所と橋台跡が歩いて行ける

距離にあります。

今回は行けないですがまた訪れたときは

こちらの方も行きたいと思います。

f:id:yuki-snu2:20230312145535j:image

そして最後に観光案内所に入ってみましょう(^^♪
この観光案内所の中には岩櫃城の全体がわかる

ジオラマがおいてあり、ここを先に見てから

城跡を回るのも良いですね。

この観光案内所には岩櫃城について詳しく

書かれている本なども販売されているので、

ここで購入して本の内容と実際の城跡の

感じなど見比べてみるとより深く岩櫃城の事が

知れると思います。
f:id:yuki-snu2:20230312145653j:image

今回の岩櫃城跡の観光案内所でのお土産は

御城印ニ枚と真田紐がついたお洒落な

熊よけ鈴でございます。

昔より熊がいつ何処から現れるのか

わからない状況なので、

もしもの時のためにも岩櫃城跡を歩く際は

こういうアイテムもあれば安心ですね。

個人的には熊よけスプレーもあれば

良いですが、いざ目の前に熊が現れたら

素早く吹きかける事ができるのか

自信はありませんので、普段から訓練しとくに

こしたことはないですね。
f:id:yuki-snu2:20231220224437j:imagef:id:yuki-snu2:20231220224455j:image
ではまた次の記事でお会いしましょう(^^)/〜


真田の鉄壁の城岩櫃城へいざ出陣 後編 おわり

真田の鉄壁の城岩櫃城へいざ出陣 前編

皆様こんにちは(^^)/ユキスナです。

今回はあの大河ドラマ真田丸でも有名な上州のお城

真田一族が誇る岩櫃城に出陣したいと思います。

岩櫃山をトレッキングしてきた様子も合わせて

記事にしていきますよ!

それでは初めに岩櫃城跡までの交通手段を

見ていきましょう。

東京の上野駅から北陸新幹線高崎駅まで行き

高崎駅から吾妻線郷原駅まで区間14駅です。

真田氏が勝頼公のために建築した屋敷跡地である

潜龍院跡地までは歩いて25分くらいですかね。

潜龍院跡地に行かず岩櫃城跡に直接行く場合は、

群馬原町駅で降りて歩いて行けます。

私の場合は潜龍院跡地から岩櫃山の尾根を

トレッキングしながら岩櫃城跡の方に行ったので、

行く場合はちゃんとトレッキングの装備は

整えておいたほうが良いですよ。

f:id:yuki-snu2:20220920222801j:image

駅の近くや潜龍院跡地に行く途中には岩櫃山

登る登山道などわかるマップが設置されて

いるので、是非参考にしてみてください。

途中道に迷いそうになる所があるので、

注意してくださいね。
f:id:yuki-snu2:20220921214648j:image

ひたすら歩いていくと、ようやく潜龍院跡地に

到着しました。

この場所には簡易トイレもあるので、

そのまま登山に行かれる方も安心でございます。

あくまでも簡易トイレなので水に流せる

ティッシュなどがあると、

トイレットペーパーが無い!という悲劇は

防げるかと思いますw


f:id:yuki-snu2:20220921215717j:image

この潜龍院跡地(古谷御殿)とも言われていて、

織田徳川との戦いで劣勢になった主君の

武田勝頼公を迎えるべく3日で造りあげた

御殿であり、守りも完璧です。

東には郷原城があり西は多勢が容易に攻め込めない

狭い道であり、南は土塁と急斜面により守りを固め

北は岩櫃山がそびえ立つ鉄壁の防御です。

もし勝頼公が小山田信茂がいる岩殿城に行かずに、

真田昌幸がいる岩櫃城に来ていれば…

何度もそう考えてしまいますね。

この場所に来ると余計に想いが強くなります。
f:id:yuki-snu2:20220921215742j:image

では登山道を通り岩櫃城の本丸のある場所へ

向かいたいと思います。

ここから向かうには赤岩通りと十二様通りがあり、

最初赤岩通りから行こうと思いましたが、

まだまだ登山初心者の私は断念して

十二様通りの方からチャレンジする事に

しました。何度も言いますがトレッキング装備を

きちんと整えてから挑戦してくださいね。

念の為熊よけの鈴とかもあった方が良いかも

しれません。



f:id:yuki-snu2:20221114214146j:image

f:id:yuki-snu2:20220921215816j:image

潜龍院跡地の奥の方にある矢印の看板に

向かって歩いて行きますと、

東の防御の要である出城の一つの

郷原城跡地がございます。

堀切や竪堀はわかりづらいかもしれませんね(^_^;)

もう少し見たいところですが、先に進みましょう。

ここまでの道はまだ優しい感じです。


f:id:yuki-snu2:20220921220304j:image

f:id:yuki-snu2:20220921220503j:image

ここから岩櫃城の本丸までの道のりはけっこう

険しい場所もあります。

ここは極端に狭い道になっており、鎖が設置

されています。足元が安定せず危ないので

この場所は注意が必要です。

十二様通り最大の難関と言っても過言では

ないと思います。

鎖をしっかり掴み足を何処の位置におくか

慎重に考えゆっくり進みましょう。
f:id:yuki-snu2:20220921220526j:image

この難所を通り越して少し歩いて行くと、

赤岩通りの鎖場と合流します。

赤岩通りと言う名前の通りここらへんの

岩盤は赤くなってますね。

それではここら辺で少し休んでから、

尾根を進んで行くとしましょう。
f:id:yuki-snu2:20220921220832j:image

矢印の案内板が見えてきますが道が

わかりにくいので、気おつけてくださいね(^_^)

山頂の方向の道標もありますが今回は

岩櫃城跡地の方に向かいます。


f:id:yuki-snu2:20221114212559j:image

本丸跡地に向かう前に眺めの良い場所があるので

上州の山々を見ていきましょう。

麓の方を見ると岩櫃城に攻め来る敵の動きが

手に取るようにわかりますね。
f:id:yuki-snu2:20220921221100j:image
そしてここから少し行くと天狗岩が眼前に

現れます。何故天狗岩なのかはわかりませんが、

この岩の形が天狗の鼻のように見えるからかな(^_^;)


f:id:yuki-snu2:20221114212958j:image

ここらへんまで来たら中間地点ですね。
今回はここまでが前半でございます。

 

後半は次回の記事で紹介します(^_^)/では

 

真田の鉄壁の城岩櫃城へいざ出陣 前編  おわり

 

 

真田の鉄壁の城岩櫃城へいざ出陣 後編へ 

南総里見八犬伝ゆかりの地巡り 後編

こんにちはユキスナです(^_^)/

今回は南総里見八犬伝ゆかりの地巡り後編を記事に

していきますよ!知ってる情報もあるかも

しれませんが温かい気持ちで読んでみてください。

それでは館山駅から出発しましょう。

館山駅西口の観光まちづくりセンターには

レンタサイクルもあるので

利用してみるのも良いですよ。

バスより小回りがきくので、

観光名所めぐるには最適かと思われます。

1つ気おつけたいのはわりと道が狭いので

車には注意したほうが良いということですね。

そしてレンタル自転車の種類はというと、

*電動アシスト付自転車

1日2000円 2日目(10%割引)1800円

利用時間9:30〜17:00

団体(10名以上)10%割引

1時間以上2時間未満500円

2時間以上3時間未満750円

3時間以上4時間未満1000円

4時間以上5時間未満1250円

5時間以上1500円

1泊する方は利用料金+500円

 

*クロスバイク

1日3000円 2日目(10%割引)2700円

*ロードバイク Eバイク

1日5000円 2日目(10%割引)4500円

団体(10名以上)10%割引

貸出、返却場所は館山駅西口観光案内所です。

f:id:yuki-snu2:20220811223411j:image

 

里見八犬伝の物語をより詳しく知るために館山城へ

 

まずはせっかくなので地名にもなっている

北条海岸の方に行って、海を見に行ってみましょう。

夏の南房の海は綺麗で最高ですね(^^)

暑い日が続いてると海に入って泳ぎたくなります。

ちなみにこの北条海岸はあの戦国時代の北条氏に

関連した場所ではありませんよ(^.^;


f:id:yuki-snu2:20220811223542j:image

では海風を感じながら海沿いを館山城方面に

移動したいと思います。

海からも城は見えましたが、近くに来ると

よりわかりますね。

館山城の天守は福井県の丸岡城をモデルにした

模擬天守だそうです。

カッコイイですよね。


f:id:yuki-snu2:20220811223653j:image

 

館山城は現在城山公園として整備されていて、

親子連れでも恋人と来ても、一人できても

楽しめます。


f:id:yuki-snu2:20220811223845j:image

では天守行く前に何か食べたいと思う方には、

城山公園入口近くにある、里見茶屋が

オススメですよ。

里見茶屋 甘味処·和菓子

営業時間は10:00〜18:00です。

クレジットカードは利用不可

座席は25席程度ですね。

 

f:id:yuki-snu2:20220811223915j:image

メニューはお団子メインですが、

かき氷やジェラートなどもあります。

ガッツリ食べたい方には城山やみつきポークカレー

などもありますよ。

単品で色々な種類のお団子がありますが、

私のオススメは団子セットの房州里見団子です。

八犬士にちなんで八本の色々な種類の

団子が少しずつ楽しめます。

こしあん団子、つぶあん団子、ごまあん団子

くるみあん団子、ずんだ団子、ピーナッツ団子

みたらし団子、しろあん団子(はちみつ入り)

930円でございます。


f:id:yuki-snu2:20220811223940j:image

お腹がいっぱいになったところで、

いよいよ本丸がある場所に

向かってみましょう。

館山城は1580(天正8年)里見義頼が築城した

城で平山城です。

坂を上がる前に切岸も見ていくと良いでしょう。

急斜面を石垣代わりにした人工の城壁が

残されています。

それでは木々に囲まれた坂道を少し進むと、

本郭東側に位置していた新御殿があったとされる

場所が見えてきます。この場所は最後の城主である

里見忠義公の御殿跡があった場所であります。


f:id:yuki-snu2:20220811224052j:image

f:id:yuki-snu2:20220918162953j:image

今では御殿跡地がお洒落な花のお庭に

整備されていました。

戦国時代に活躍したお城の敷地にひまわりの花が

咲いてるのは、時の流れを感じ現在平和だという

事がよくわかりますね。では模擬天守に行きたいと

思います(^_^)/


f:id:yuki-snu2:20220811224316j:image

現在は城山公園として整備されているので、

ここまで簡単に上がってこれますが、

戦国時代は簡単に城攻めできないように

造っていたと思うので、ギャップを

感じたりして楽しむのも良いですね。

階段を上がっていくと八犬伝博物館である

模擬天守が姿を現します!

模擬天守の近くには里見城跡石碑があり、

その石碑の近くに里見の千力猿の像もあります。

この千力猿は戦国時代に里見家に飼われていた

猿で、千人力の怪力を誇り敵との合戦の時には

大活躍したという伝説があります。


f:id:yuki-snu2:20220918123025j:image

f:id:yuki-snu2:20220811224409j:image

千力猿は今も里見家を守っているのですかね。

千力猿の力に少しでもあやかりたいと思い

願いを込めて祈り、まずは博物館の中に入って

みようと思います。

 

八犬伝博物館(お城)·館山市立本館博物館

開館時間 9:00〜16:45(16:30分までの入館)

休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

                    年末年始

           個人   団体

観覧料 通常期 一般 400円            300円

        小·中学生、高校生 200円           150円

特別展会期中     500円   400円

           300円   250円

博物館 1階 NHK人形劇場「新八犬伝」のビデオ

      放送もされていたり、人形劇場で

      使用された人形の犬塚信乃、浜路、

      犬山道節なども展示されています。

      里見八犬伝のストーリーがわかるように

      登場人物の紹介などしています。

    2階〜3階はより内容がわかるように

    物語を解説しながら絵や文字で

    展示されていて、一つの本を見てる

    かのようにわかりやすくしてあります。

    犬の八房と育ての親のタヌキの模型も

    ありますよ。

    この博物館に来る前に予習として

    里見八犬伝の本を読んでくるとより

    楽しめると思いますよ(^^)

    そして4階展望台は

    館山湾と館山の街が一望できます!

    晴れた日は特に綺麗なので是非

    訪れてみてください。

    この場所から海の方は丸見えなので

    敵が海から来てもすぐわかりますね。

こちらの館山城の博物館の方は主に里見八犬伝

関連の展示物中心です。

お城の下の方にある本館で里見氏関連の歴史

展示物や民俗展示物や企画展示物などが見れます。

      
f:id:yuki-snu2:20220811224625j:image

ずっと眺めていたい景色ですが次なる場所に

向かうことにしましょう、八犬士のモデルになった

八遺臣の墓に行ってみます。

八遺臣の墓に行く途中には日本庭園や茶室なども

あるので興味ある方は是非。

少し進んだところには第二次大戦中に

弾薬倉庫として使われた洞窟もあります。

ちなみにこの近くにトイレもありますよ。

梅の庭園場所あたりは義康公の御殿跡や江戸時代末に

館山藩が火薬類を保管した倉庫なども残っています。


f:id:yuki-snu2:20220811224735j:image

f:id:yuki-snu2:20220811224754j:image

火薬庫用洞窟跡を左の方に行くと南斜面尾根の堀切や

櫓台跡(やぐらだいあと)も見えてきます。

この尾根道を下った先に八遺臣の供養塔が

見えてきます。

この八遺臣は里見八犬士のモデルになっている

と言われていて、里見安房守忠義の家臣です。

里見忠義は慶長十九年に倉吉に転封されました。

元和八年二十九歳に関金町堀で逝去し、

その後を追うように八遺臣は殉死したのです。

忠義のために死を選んだ姿に感銘を

受けた曲亭馬琴はここから里見八犬伝を

描いていく事になるのですね。

ここより南側の住宅街には館山藩の陣屋跡地や

里見氏の家臣である印東采女の居宅で

使用されていた井戸(采女)うねめの井戸)も

残されています。

そちらの方にも是非訪れてみてください。


f:id:yuki-snu2:20220811224825j:image

 

館山城と里見八犬伝関連のお土産

館山城の一番のお土産といえば御城印です。

館山城と稲村城の御城印は300円です。

(稲村城の御城印も売ってます)

八犬伝博物館受付で買えますよ!


f:id:yuki-snu2:20220918200924j:image
200個限定ストラップ800円

義のストラップ500円

里見八犬伝ストラップ500円

南総里見八犬伝ポストカード500円

伏姫のストラップは限定200個なので、

売り切れてる場合もあるので、

注意が必要です(^.^;

f:id:yuki-snu2:20220918224518j:image

今回は里見八犬伝でも登場した館山城に

訪れてみましが、まだまだ知らない魅力や

場所があると思うので、引き続き

里見八犬伝関連の縁のある場所の記事を

書けていけたら良いと思います。

 

八犬伝まるわかりBOOK参照

 

南総里見八犬伝ゆかりの地巡り 後編  おわり

次回の記事もお楽しみに(^_^)/ 

南総里見八犬伝ゆかりの地巡り 前編

皆様こんにちはこんばんは!ユキスナです(^^)/

今回は千葉県南房総にある南総里見八犬伝に

関係する地を探索してまいりました。

 

伏姫や八房が暮らした伝説の地へ

 

南総里見八犬伝は江戸時代後期に活躍した作家

曲亭馬琴の作品であり、映画にも漫画本にもなって

有名ですよね。

今回行く場所は南総里見八犬伝の中でも登場した

伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)という場所に

行きたいと思います。

伏姫と八房が暮らした洞窟ですね。

交通手段は東京駅からだと

京葉線と内房線を乗り換えながら

岩井駅まで行くのに2時間半くらいです。

岩井駅から歩いて伏姫籠穴まで30〜40分は

見たほうが良いですね。

車だと鋸南富山IC下車10分です。

伏姫籠穴のある場所には車停められる

場所はありますが、そこまで行く道が

細かったりして少し怖いかもしれませんね。

それでは岩井駅から出発したいと思います(^^)/

今回は富山山頂にある八犬士終焉の地も

訪れたいと思っているので、登山ルートも

確認しておきましょう。

 

f:id:yuki-snu2:20220730220853j:image

 

朝早く来る場合はお店がどこも開店してないので、

あらかじめパンやおにぎりなど食料を持って

来たほうが良いですよ。

駅周辺など行く道すがらコンビニは無いので

注意です。駅前にお土産屋さんがありますが、

パンやおにぎりなどは無くお菓子などお土産類

だけなので、食料は持参しましょう。

岩井駅を出て直ぐ左の方に歩いていくと

伏姫と八房の像がある公園があります。

車で来ると駅近くにあるこの公園を見逃して

しまうので注意しましょう。

やはり目に見てわかる物が存在してると

わかりやすくて良いですよね。

里見八犬伝の世界に入れます(^^♪

 

f:id:yuki-snu2:20220730221410j:image

 

この公園を通り過ぎると左側に踏切が

あるので、そこを渡ってひたすら

まっすぐ進んでいくと伏姫籠穴の案内板が

見えてきます。

 

f:id:yuki-snu2:20220730221614j:image

 

案内板をまた左に曲がっていくと、先の方に

学校が見えてくるのでそこを右に進むと

細い道が現れるので、そのまま歩いて行きましょう。

山の中に通じる道なのか周りの雰囲気が

変わったように思えて、少し怖い感じがしました(^_^;)

私が行った時は前日雨が降ったのか、

道に水たまりが多かったように思えました。

雨が降ったときは道が滑りやすくなってるので、

歩くときは注意が必要です。

道の右側は急な斜面になっており下に小川が

流れています。子供が覗き込んだりすると

危ないので気おつけてください。


f:id:yuki-snu2:20220730221850j:image

 

木々で囲まれた道をゆっくり歩いていくと、

何だか戦国の世にタイムスリップしたような

不思議な感覚があり、南総里見八犬伝の世界に

段々入っていくような気持ちになりました。

周りには人の気配がなく木々の陰で少し

薄暗い感じもして、いよいよ目的地が近い事を

感じさせてくれます。

普段都心では感じないような雨降り後の

コケなのか土なのか自然の匂いを

体に取り込みながら進んだ先に

昔話に登場するような山寺の門前が目の前に

現れました。

伏姫籠穴に到着です(^_^)

入口近くの門の奥にある犬塚の石碑には

伏姫が眠っていると言われてます。

ここまできてトイレに行きたくなったり

しますよね、大丈夫です!

入口右側にトイレもあるので安心ですよ。

周りが森なので虫が急に出てくるかも

しれませんが、そこはしょうがないですが(^_^;)

㊟この近くには自販機など何もないので、

水分補給できる物をあらかじめ持ってくる

ようにしましょう。


f:id:yuki-snu2:20220730221939j:image
f:id:yuki-snu2:20220730222024j:image

それでは門をくぐり異世界に入って行きましょう!

伏姫や八房は物語の中に存在しているはずが、

何故か実際の場所にも洞窟が存在しており、

誰がいつ作ったのかは不明のままで

未だなおわからない謎なのであります。

ここで一つ南総里見八犬伝の物語を

簡単に説明しますと、戦国時代の安房国

(現在千葉県南部の場所)を支配していた

里見氏の物語です。

里見家は安西家と安房国をめぐり争い

里見義実が自分の城で籠城していたとき、

冗談で飼い犬の八房に敵の大将の首を

とってきたら、自分の娘である伏姫の

婿(むこ)とすると約束しました。

すると八房は本当に敵の大将である、

安西景連(あんざいかげつら)の首を

とって手柄をあげました。

里見義実は約束を守らず八房に

食べ物など褒美を与えますが、

受け取らず里見義実は怒りました。

しかしその姿を見た伏姫は

父である義実に約束を守るように

頼みます。

そして伏姫と八房は富山の洞窟に住むことに

なるのです。

しばらくすると伏姫には八つ子がお腹に

宿ってることを、神童から知らされて

伏姫は死を覚悟します。

そんな時に義実が伏姫を救うべく富山に

金碗大輔(かなまりだいすけ)婚約者を派遣して

八房に向けて銃の玉を放ったのですが、

玉が伏姫にもあたってしまい亡くなって

しまいます。

その伏姫の亡くなった遺体から八つの

光の玉が出てきて四方八方に飛んで

行きました。

その後各地に玉を持つ八人の若者が

生まれて、不思議な縁により出会って

行き里見家のため戦っていくことに

なるのです。

そんな南総里見八犬伝の物語を話してる

うちに、どんどん周りは静寂に包まれていき

鳥の鳴き声だけが優しく耳に響く心地よい

感じになってるのが全身でわかりました。

最初は怖い感じもしましたが導かれるかのごとく、

コケの階段をひたすら上がって行くと

 

f:id:yuki-snu2:20220730222125j:image



f:id:yuki-snu2:20220809204050j:image

何とも言えない幻想的な場所であり、

神々しさすら感じられる場所にたどり着いたのです

この場所は八角形の舞台となっており、

それぞれの柱には八犬士の名前が入っています。

伏姫舞台と呼ばれているらしいですね。

f:id:yuki-snu2:20220730225351j:image
八犬士全員の名前を見ていきますと、

1.仁の玉を持つ犬江信兵衛仁

 (いぬえしんべえまさし)

2.義の玉を持つ犬川荘助義任

 (いぬかわそうすけよしとう)

3.礼の玉を持つ犬村大角礼儀

 (いぬむらだいかくまさのり)

4.智の玉を持つ犬坂毛野胤智

 (いぬさかけのたねとも)

5.忠の玉を持つ犬山道節忠与

 (いぬやまどうせつただとも)

6.信の玉を持つ犬飼現八信道

 (いぬかいげんぱちのぶみち)

7.孝の玉を持つ犬塚信乃戍孝

 (いぬづかしのもりたか)

8.悌の玉を持つ犬田小文吾悌順

 (いぬたこぶんごやすより)

あくまで小説の中の登場人物達ですが、

我々読者に強い影響力を与えるほど

魅力ある人間だからこそ、

実際の伝説の地であろうこの場所にも

関連する物を作りたい、多くの人々に

見てもらいたいと願う地元の人々の思いが

伝わってくるようで良かったです。


f:id:yuki-snu2:20220730223318j:image

 

ここまでくれば洞窟まであと少し!

洞窟の入口近くには扉がありその先は細い

階段になっているので、足元注意です。

どんどん近づくにつれ鳥肌が立つような

感じがして不思議な気持ちになり、

本当に今にも伏姫と八房が出てくるような

感じがしました。

 

f:id:yuki-snu2:20220730225005j:image

 

洞窟の入口の高さは1m間口2m奥行き6m

奥の天井の高さは1m80cm

洞窟全体直径3m60cm

昔の人の身長150〜160cmくらいで言えば

暮らせそうですね(^_^)

入口から奥の方を見てみると、

八犬士の「仁義礼智忠信孝悌」の玉が置いて

あります。まさに今でも八犬士がこの地を

守ってる感じがしますね。


f:id:yuki-snu2:20220730225039j:image

 

八犬士と伏姫にパワーをもらったあとに、

いよいよ八犬士終焉の地である富山山頂に

行きたいと思います。

伏姫籠穴の最初の入口まで戻ったら、

右の方の道に富山山頂へのルートが

あります。しかし!

よく看板を確かめてみると落石や倒木などで、

道が危険なので、こちらのルートから

登らないでくださいと書いてありました(+_+)

ちょっと途中まで様子見してきましたが、

やはり危険だということで、今回は断念して

八犬伝の博物館のある館山城に向かいたいと

思います!


f:id:yuki-snu2:20220808205335j:image

富山山頂の終焉の地へは日を改めて

別のルートから行きたいと思います。

その時はまた更新いたします(^^)/

 

おまけ

帰り道綺麗な蝶々が現れたので伏姫が

別れの挨拶しにきたのかと勝手に妄想して

楽しんでました(^_^;)

注(多分この蝶々は水を飲みに来たのであり、

そのほとんどがオスらしいですねw)


f:id:yuki-snu2:20220808205454j:image

八犬伝まるわかりBOOK参照
南総里見八犬伝ゆかりの地巡り 前編   おわり

 

南総里見八犬伝ゆかりの地巡り 後編へつづく

黄金を探しに湯之奥金山博物館へ

こんにちは皆様元気でいらっしゃいますか?

ユキスナです(^_^)/

今回は武田軍の財政を支えた金山の事をより詳しく

知るべく、山梨県の身延町にある湯之奥金山博物館に

行って来たことを記事にします!

 

甲斐の国の金山を支えた金山衆!!

最初に湯之奥金山博物館までの交通手段を

紹介しますと。

新宿から甲府まで特急列車で1時間30分で、

甲府から下部温泉駅まで身延線に乗り換えて

1時間です。

特急ふじかわの券を買って行けば40分くらいで

行けます。


f:id:yuki-snu2:20220524180508j:image

私は初めて身延線に乗るので途中の駅も

見てみたいという気持ちがあったので、

時間をかけましたが、急ぎの方は

特急列車に乗ったほうが良いです。

甲府駅の1番ホームの先に身延線乗り場が

ありますよ。
f:id:yuki-snu2:20220524180530j:image

f:id:yuki-snu2:20220524180548j:image

ここで一つワンマンカーの乗り方や運賃の支払方法を

みていきますと、ワンマンカーは普通の電車のように

乗るとき自動でドアが開かず、乗降口の横にある

ボタンを押して乗ったり降りたりします。

駅のホームには乗車位置があるのでその前でお待ち

ください。

電車が来て乗るときは必ず整理券をお取りください。

甲府駅から切符を買って無人駅で降りる場合は、

電車から降りるとき車掌さんに

切符を渡してください。

逆に無人駅から電車に乗るときは、切符を

買うところがないので電車に乗車するとき整理券を

とって、甲府駅についたら1番右側の改札口に行き、

整理券を見せて精算してください。

無人駅から無人駅に降りる場合は整理券を取り

降りるとき車掌さんに整理券を見せて精算して

ください。

車内精算だと1万円や5千円は両替不可なので

そこは注意ですね。
f:id:yuki-snu2:20220524181506j:image
f:id:yuki-snu2:20220524181544j:image
下部温泉駅についたら時刻表もチェックして

おきましょう!

たまにネットで調べた時刻表と違う場合があるので

気おつけてください。

f:id:yuki-snu2:20220524180614j:image

下部温泉駅は待ち合い所的な感じで改札口や

切符売り場はありません。

先にお昼をとりたい方は駅近くの丸一食堂さんを

オススメします。

馬肉を使ったさくら丼やヤマメそばやほうとうも

食べることができますよ。

お昼頃は混み合うので、少し時間をずらして行くと

スムーズにお食事ができると思います。


f:id:yuki-snu2:20220524180803j:image

下部温泉駅から湯之奥金山博物館まで近いので、

道はわかりやすいです。

下部温泉駅の前の道を進んで行くと橋が

見えてくるので、そこを渡ったら右側に

見えてきます。

 

f:id:yuki-snu2:20220524180825j:image

湯之奥金山博物館に入る前にその手前にある

黄金の湯に入って、疲れた足を

癒やしてあげましょう。
f:id:yuki-snu2:20220524180906j:image


f:id:yuki-snu2:20220524181043j:image

泉質はアルカリ性単純温泉で良い具合に

硫黄の匂いがします。

色も黄金色に見えて金山博物館にふさわしい

足湯ですね(^^♪

ではいよいよ館内を巡って行きたいと思います!

湯之奥金山博物館さんの入館料は

入館料   大人  中学生  小学生 未就学児

展示観覧  500円 400円  300円  無料

砂金取り体験 700円 600円  500円  500円

観覧·体験共通 1100円 900円 700円  500円


f:id:yuki-snu2:20220524180925j:image

 

金山博物館に来たからには砂金取り体験は

欠かせないので、観覧·体験共通の券を買いましょう

まずは館内を巡り金山について学んでいきます。

エントランスの右の方に展示ブースに進む道が

あるので、行ってみますと最初に目に入って来たのは

金山坑道を模して立体的に作られたアーチです。

実際の坑道には入れませんが何となくでは

ありますが、坑道の狭さを体験することが

できますよ。

さらに奥に進んで行くと金山で採掘していた

金山衆の暮らしがわかる、ジオラマと映像の

展示スペースなどもあり歴史がわかりやすく

学べて良いです。

ジオラマ展示スペース前のボタンを押すと

映像が始まりますよ。

f:id:yuki-snu2:20220620220432j:imagef:id:yuki-snu2:20220621225954j:imagef:id:yuki-snu2:20220619223640j:image
f:id:yuki-snu2:20220628221430j:imagef:id:yuki-snu2:20220628224119j:imagef:id:yuki-snu2:20220621230040j:image

この地域の金山衆の活動拠点は毛無山の山腹にある

中山金山、内山金山、茅小屋金山の三つの

金山を湯之奥金山とよびそこで高い技術を駆使して

採掘していました。

戦がおきたときは戦国大名である武田氏の要請に

応じて、戦場におもむいていました。

特に城攻めの際の水の手を断つ事に関しては

金山衆の坑道堀の技術が役に立ち、

松山城や長篠城や野田城などを攻めた時

活躍しました。

戦国時代初期頃は地表近くの鉱脈を露天掘りで

掘っていましたが、だんだん枯渇するようになり、

地中深く掘り進んで行ったと思われます。

砕く前に鉱石を焼き窯の中で焼いてもろくさせると

後々砕く作業が楽になります。

掘り出された鉱石は細かく砕く作業(粉成こなし)

砕く、磨る(する)、挽く(ひく)などの工程を経て

ゆり板採りなどの技法で金銀を細かく分けて

いきます。

石臼の中に水と鉱石を砕いた物をいれたら、

よく回していきます。鉱石が泥上に微細化され、

ゆり板(網目のはいった板)でそこに微細化された

金が溜まっていきます。

その溜まったゆり板を水の入った木組みの箱の中に

入れて網目の金を落としていきます。

そうしてゆり分けられた自然金には色々な不純物が

混ざっているので、灰吹作業で取り除きます。

こうした作業で取り出した金を吹金と呼びこれで

鋳造してできたのが甲州金として使われました。

戦国時代はこういう金山や銀山など多くの場所で

採掘されていたのですね。

色々な種類の甲州金が展示されていて、

中々見れないので是非ご覧ください。

江戸幕府の貨幣制度は甲州金の貨幣制度を

参考にしてつくられたみたいです。

武田家は滅亡しても良い制度は後世に

残っていくんですね。

甲州金の展示スペースを進んで行くと、

金山衆が金を鉱石から取り出していく過程を

人形を使って分かりやすく説明されていたのは

良かったと思います。

そのままさらに進むとエントランスに

戻ってくるので、砂金取り体験に挑戦して

みましょう(^^)/

初めにパンニング皿と砂金を入れる小さな

入れ物をもらいます。
係の人が砂金取りのコツを教えてくれるので、

しっかりと聞きましょう。

まずはじめに砂をパンニング皿いっぱいにすくい

水の中で左右に回すように揺すったら、

少しずつ砂を落としていきます。

砂が少なくなってきたら、パンニング皿を縦にして

皿の凹凸部分に砂金が引っかかるようにして

砂を流していきます。

砂金取り体験の時間は30分なので作業は

立ちっぱなしなります。けっこう腰にくるので

休みながらなんとか頑張りましょう!!

これだけの作業でも大変なのに、実際には

他の工程もあると思ったら金の重要性が

余計にわかります。

 

f:id:yuki-snu2:20220630204252j:image


大人の人が30分でとる数はおよそ5個くらい

らしいです。私は惜しくも4個でしたが

中には10個以上の強者もいるらしいです。

大会などのイベント何かも開かれたり

しているので、挑戦してみるのも良いですね。

そして砂金取り体験後に施設関係者の方からの、温かいおもてなしのしいたけ茶が何より美味しかったです。
 f:id:yuki-snu2:20220524181419j:image

湯之奥金山博物館で戦国最強と言われた

武田軍の財政を支えていたであろう黄金の魅力を

肌で感じられ、そこに存在していた金山衆の

掘削技術とそれを上手く戦に利用した武田氏との

深い関わりが良く分かりました。

武田氏が滅亡したあとも金山衆の活躍は

その後も続き、江戸幕府を開いた徳川氏の元で

金山開発は進められていき、金山衆の技術は

全国の金山銀山の掘削作業に影響をあたえて

いきました。

↓湯之奥金山博物館の前の川でも砂金が

取れるかもしれませんが凄く難易度は高いですので

博物館で体験する方が危険もなく、安心して

できますよ。


f:id:yuki-snu2:20220524181256j:image

今回の湯之奥金山博物館でのオススメのお土産は

こちらでございます。

左から「これでよしなに」ユーモアある

商品名ですねw中に甘いお煎餅とレプリカの小判が

入ってます。その隣が小判型入浴剤これもまた

お土産にもらったら嬉しいですね。

そして最後のしいたけ茶は砂金取り体験後にもらった

味が美味しかったので、金箔入を購入しました。

他にも面白いお土産あるので是非お土産コーナーに

お立ち寄りください。

 

f:id:yuki-snu2:20220704184700j:imagef:id:yuki-snu2:20220704184722j:imagef:id:yuki-snu2:20220704184908j:image

 

では今回はこのくらいで次回をお楽しみに(^_^)/

 

◇甲斐黄金村湯之奥金山博物館展示図録参照

 

黄金を探しに湯之奥金山博物館へ    おわり

 

河口湖畔に存在する武田軍の天上山砦を訪問

こんにちは(^_^)/ではでは前回の天晴号乗船から

ロープウェイに乗り変えて、天上山砦に行って

みたいと思います。

遊覧船乗り場からロープウェイ乗り場まで歩いて

数分なので、楽に行けます。

アクセス 車:中央道河口湖ICから15分

    電車:JR中央線大月駅から富士急行線に

       乗り換えて河口湖駅で下車徒歩10分

       河口湖周遊バスだと5分 

 

天上山砦の頂上に現代の乗り物でひとっ飛び

 

カチカチ山ロープウェイの営業時間は

平日 9:30〜16:00

土休日 9:30〜17:00

 

料金

個人

往復大人 900円    障害者450円

往復小人 450円    障害者230円

片道大人 500円    障害者250円

片道小人 250円    障害者130円

 

団体

一般

往復大人 810円 往復小人   410円

片道大人 450円 片道小人 230円

学生

往復大人 720円 往復小人 360円

片道大人 400円 片道小人 200円

 

セット券購入でお得になります。

ロープウェイ往復+遊覧船

大人 1600円(300円オトク)

小人 800円(150円オトク)

 

ペット(小型、中型)

ゴンドラ内に乗せるときにハードケースに入れて

乗車可とのこと。有料でございます。

補助犬につきましてはそのまま同伴乗車可とのこと。

障害のある方は窓口で手帳を見せると割引して

くれますよ!

パンフレット参照
f:id:yuki-snu2:20220506223005j:image
ロープウェイは3分くらいであっという間に

頂上に着きますので、全然怖くないですよ!

戦国時代は歩いてこの山を登って行ったのですかね。

山の上に砦を築くことは防衛上重要な事ですが、

実際に造るのは大変だったと思います。

 

f:id:yuki-snu2:20220507072529j:image
河口湖の絶景を見ながら頂上に到着で

ございます。


f:id:yuki-snu2:20220507072553j:image

 

この天上山は芥川龍之介のカチカチ山の舞台にも

なった山であります。

簡単にどんな物語かサラッと言いますと、

悪いたぬきが優しいおじいさんとおばあさんを

だまして、おばあさんを死なせてしまった。

おばあさん達と仲の良かったうさぎはそれを知り

たぬきに復讐すべく、知恵を絞りまきを背中に

せをわせた状態で火打ち石でまきに火をつけて、

(この時の火打ち石でカチカチ火つけようとした

ことからカチカチ山と呼ばれています。)

背中を火傷させたり、その傷口にわさびを塗って

こらしめたりしました。最終的にたぬきを泥舟に

乗せて死なせてしまいます。

これだけ説明しますと凄い話しですね。

 

f:id:yuki-snu2:20220507072612j:image

 

この下の写真にもあるようにたぬきの背中の

まきに、火をつけようとしてるのが

わかります。

可愛らしい動物の姿なのに、やっていることは

凄いですね。
f:id:yuki-snu2:20220507072712j:image


頂上にはたぬき茶屋やうさぎ神社もあって、

女性にも人気です。
たぬき茶屋では秋限定のソフトクリームや

たぬき団子にうさぎ団子などカチカチ山に

ちなんだ食べ物もあるので是非紅葉を見ながら

食べて見てください。

ここで今回もトイレチェックをしてみますと

たぬき茶屋の中に確認できました!


f:id:yuki-snu2:20220507072728j:image


たぬき茶屋のある場所からさらに進んでいくと、

武田信玄の戦国広場 絶景やぐらが見えてきます。

天上山砦があったであろう場所にこういう場所が

造られると訪れる人も嬉しいですよね。

信玄公や武将に姫などの顔出しパネルがあったり

旅の良い思い出になります。


f:id:yuki-snu2:20220507072816j:image


この天上山砦にはかつて烽火台があって、

ここから北に位置する御坂城と連絡をとりあっていた

みたいです。

(烽火台とは火を燃やしてけむりをあげて連絡

手段として使われていた場所)

武田家が滅亡した後におこった天正壬午の乱のときに

徳川家と北条家が甲斐の国と信濃国をとりあって、

戦いました。

北条氏忠と北条氏勝が甲斐に侵攻した際に

御坂城に入って、秩父方面からくる北条氏邦が

甲斐に入るのを待っていました。

新府城に陣をかまえていた徳川家康と佐久方面から

侵攻してくる北条軍の主力とにらみ合いが続き、

御坂城からも北条軍1万の兵が甲斐に

なだれ込みましたが、鳥居元忠が2千の兵で

撃退する事に成功します。(黒駒の戦い)

このあと徳川と北条は和睦していく事となり、

御坂城と天上山砦の烽火台は使われる頻度は

少なくなっていきました。

天上山砦はロープウェイがあって行きやすいですが、

御坂城はけっこう山の上にあるので、是非装備を

きちんと整えてから行かれることをオススメします。

↓戦国広場のやぐらの上から撮った写真です。


f:id:yuki-snu2:20220507072931j:image


天上山砦から南の方を監視すると北条軍がどうやって

侵攻して来るのか、よくわかりますね。

ここで敵の侵攻を察知し烽火台で御坂城に

伝えてから、さらに甲府の信玄公の元に

知らせがいくという事ですね。

現在でも絶景広がるこの場所に、砦と烽火台を

築く事の重要性がどれだけ大切かが、

わかります。

そんな絶景広がる場所にブランコが

設置されている素晴らしさ(^_^)

 

利用時間

午前10:00〜11:00

午後13:00〜14:00/14:30〜16:00

料金1回1人500円

販売場所はたぬき茶屋さんです。

整理券をもらって乗りに行きましょう!

身長110cm以上、体重100kg未満が利用条件

らしいです。

パンフレット参照


f:id:yuki-snu2:20220507073052j:image


たぬき茶屋の上に行くと、ここにも

河口湖多佳美さんがいますね♪

武田菱の赤も綺麗です。

是非この場所に来てツーショットで写真を

撮ってみてはいかがでしょうか(^^)/

晴れていたらバックの富士山も綺麗ですよ!!

f:id:yuki-snu2:20220507073114j:image


それではそろそろロープウェイで下山していきたいと

思います。

ロープウェイ乗り場から歩いて河口湖駅に行く途中に

河口湖チーズケーキガーデンというお店があるので、

疲れた時の糖分補給にも最適ですし、何よりも

お土産としても良いですよ。

f:id:yuki-snu2:20220517225903j:image

そして駅前にあるこの足湯!!入らなければ損

だと思います!!実は私は時間がなくて

入れなかったのです(TT)皆様は是非

歩き疲れた足を癒やしてくださいね。
f:id:yuki-snu2:20220507073219j:image

河口湖畔にある武田軍の天上山砦を訪問  おわり

 

次回は武田軍の財政を支えた金山の事を学びに

湯之奥金山博物館に行ってきたことを記事に

していきます(^_^)/お楽しみに!

山梨県河口湖に武田水軍の船現る!

こんにちは毎度おなじみユキスナです(^^)/

今回は山梨県の河口湖にあると言われる

武田水軍の船に乗船すべく、記事を書いて

いきたいと思います。

今回私は新宿駅から特急電車に乗り、大月駅で降りて

から富士急行線に乗り換え河口湖駅で降りました。

時間はだいたい2時間ちょっとで到着。

大月駅から河口湖駅まで17駅あるので、

なるべく止まらずに行きたいという方は、

JR特急富士回遊も新宿駅から出ているので、

そちらを利用するのも良いですよ。

 

 

河口湖に浮かぶ武田水軍の船を目指して!

f:id:yuki-snu2:20220503211724j:image

それでは河口湖駅から歩いて河口湖の遊覧船乗り場に

行きたいと思います。

歩いて行くと10分〜15分くらいです。

駅からひたすら歩いていると河口湖にある

お土産屋さんが並ぶ通りにたどり着き、

近くに河口湖の看板が見えてきます。


f:id:yuki-snu2:20220411223131j:image


駐車場の中を進んでいくと左側に遊覧船の看板と、

チケット販売所兼乗り場が見えてくるので、

乗船時間を確認しておきましょう!

「天晴号(あっぱれ)」情報

営業期間 年中無休

営業時間 9時30分〜16時00分 30分間隔で運航

所要時間 20分くらい

料金   大人1000円 小人 500円

ペット乗船料500円でゲージまたはバックに頭を覆う

ように入れれば乗船可とのこと。

(ゲージを持ってない方は貸し出しもあります。)

盲導犬、聴導犬、介助犬は無料です。

遊覧船も乗ってロープウェイも乗る方は、

セット券を買うことをオススメします!

セット券は1600円です。

それぞれ別々に買うと遊覧船が1000円、

ロープウェイ900円ですので、300円お得になります。

天晴号の出航は30分間隔で行われるので、

時間になるまで遊覧船乗り場の近くに待合室が

あるので、河口湖に関係するパンフレットなど

見ながらゆっくり待ちましょう(^_^)

 


f:id:yuki-snu2:20220411223145j:image


ここで少し武田水軍の事を説明しますと、

永禄11年(1568年)駿河に侵攻した武田軍は

今川氏真を駿河国から追い出し、

念願の海に出る港を手に入れて元々今川氏に

従っていた水軍も再編しました。

再編した水軍には九鬼嘉隆(くきよしたか)に敗れた

北畠家の伊勢水軍と北条氏の伊豆水軍に従っていた

間宮武兵衛兄弟を引き抜き、相模の北条水軍に

対抗すべく軍備を増強しました。

巨大な安宅船を中心に52隻の小舟からなる艦隊の

水軍です。

水軍を指揮していたのは元今川氏の家臣で武田家に

従った土屋貞綱(岡部貞綱)です。

土屋の姓を信玄公が与えて名乗らせたところを見ると

信頼されているのがわかりますね。

この土屋貞綱の娘婿は武田滅亡時に、最後まで

武田勝頼公に使えた土屋昌恒(惣蔵)です。

武田の騎馬隊は有名ですが、武田水軍はあまり

知らない人もいますよね。

この機会に是非勉強してみるのも良いですよ!

それではいざ武田水軍の天晴号に

乗船してみましょう(^^)/


f:id:yuki-snu2:20220411223523j:image

 

桟橋には武田信玄公とコラボした温泉むすめの

河口湖多佳美ちゃんがお出迎えしてくれます。


f:id:yuki-snu2:20220411223604j:image

 

船内一階では歴史や観光情報の動画が

流されていて、乗りながら色々学べたりします。

陣羽織と軍配が貸し出しされているので、

記念撮影もできますよ。


f:id:yuki-snu2:20220411223746j:image

f:id:yuki-snu2:20220411223823j:image

 

一階船内入口横に100円でできるおみくじの箱が設置

されているので一日の運を見てみるのも良いですよ。

では二階デッキに行ってみましょう(^^)/

二階に上がって一番最初に目に飛び込んでくるのは、

武田軍の象徴である孫子の旗と武田菱が優雅に

風にたなびく勇壮な姿です!

f:id:yuki-snu2:20220503210720j:image

船首の方に孫子の旗があって一段上に上がれる

場所があり、周りを良く見渡せるので戦国武将の

気持ちになる事ができて楽しめると思います。

船が橋を越えたあたりから遠くの方にうの島という

島が見えますが、戦国時代にこの地を治めていた

武田氏は信濃の伊那郡を侵攻時に捕らえた

神峰城主の知久頼元(ちくよりもと)親子をうの島に

幽閉し、翌年に対岸の船津の浜で自害させました。

湖の上に孤立する無人島を牢屋のようにして

活用していたのですかね。

船はうの島の方までは行かずその手前でUターン

する形で、元の桟橋に戻っていきます。

戻る途中富士のお山も晴れていたらくっきり

見えますが、私の行ったときは残念ながら雲が

かかっていました^_^;


f:id:yuki-snu2:20220411224453j:image

 

河口湖に富士山が逆さまに映る姿も見れるらしい

ので、是非晴れた日を狙い行ってみてください。

河口湖はそもそもどうやってできたかというと、

溶岩流が川をせき止めて2千〜5千年前に

できた場所だそうです。

富士山から流れてきた溶岩の力でこんなに大きな

湖を作ってしまうのは凄いことですね。

こんなにも凄い自然の力を持った富士山は

大昔から信仰の対象であり続け、

頂上まで登る(登拝とはい)や厳しい修行を

行う修験道の場所としても使われていました。

そんな富士山に祀られている神様といえば、

「コノハナサクヤ姫」でございます。

火難除け、安産に農業、織物業に関する

御祭神ということです。

コノハナサクヤ姫は女神であり、富士山に

女性が登ると嫉妬して火山を噴火させるという、

お話ものこっているほどです。

なので女性は富士山の2合目まで行けて、

7日間修行をした人のみ4合目から5合目まで

登ることができたらしいです。

明治に入ってから本格的に頂上まで女性が登るように

なったというので、ごく最近まで古くからの風習を

守ってきたことがわかりますね。

 

f:id:yuki-snu2:20220411224509j:image

 

そうこうしてるうちに武田水軍の船は本拠地に

無事戻って来ることができました。

20分という時間でしたが、十分満足いく内容でした。

船に乗り風をきりながら走るのは爽快であり、

戦国時代にタイムスリップしたような気持ちになれて

とっても良かったと思います。


f:id:yuki-snu2:20220411223424j:image

 

船を降りるのは名残り惜しいですが、

また乗船することを楽しみにしながら

次の場所に移動すべく、

ロープウェイに乗り河口湖天上山砦があった

天上山公園に向かいたいと思います!


f:id:yuki-snu2:20220411224928j:image

↑天晴号に乗ったら是非乗船記念印を

購入することをオススメします。

普通のタイプのものと河口湖多佳美ちゃんの

コラボ印の物があります。

通常タイプが500円

コラボタイプが600円です。

 

山梨県河口湖に武田水軍の船現る!  おわり

 

次回河口湖畔に存在する武田軍の天上山砦を訪問へ

乞うご期待です(^_^)/