ユキスナの歴史散歩

戦国史跡巡りが好きで色々な場所を訪れては写真を撮ったりしています。その中で面白い事や場所やお土産とか気がついたことを記事にしていきたいと思います。歴史散歩の中ではカエルとして登場するのでよろしくお願いします。

山梨県大月市の岩殿城跡を登頂 前半

 

 

 

岩殿城跡まで戦国武将の気持ちで歩いて行こう!

 

 こんにちは(^_^)/今回私は山梨県大月市

 岩殿城跡に歴史散策してきました。

 岩殿城跡のある大月市までは東京の新宿駅から

 特急あずさで約1時間くらいで行けます。

 交通費を安く済ませたいなら中央線の各駅電車で

 行くのも良いですね。

 各駅電車で東京に戻るときは高尾駅で中央特快に

 乗り換えると早いですが、凄い混みます(^_^;)

 東京から行く方は新宿駅から

 特急あずさで大月駅まで行くほうが止まる駅は

 3駅ですし、座席にゆったり座って行けるので

 オススメです。八王子と立川からも特急に

 乗れるので、皆さんが近いと思う駅から

 お乗りください。

 特急で新宿〜大月まで行くと2362円です。

 

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 駅から歩いてすぐの公衆トイレ近くで

 可愛らしい桃太郎自販機発見!

 調べてみると、ここ大月では桃太郎伝説なども

 残ってるらしく非常に興味深いです。

 大月桃太郎伝説のお話はまた別の記事で

 書いていきますね。お楽しみに👍

 では大月駅から岩殿城跡まで行ってみましょう(^^)/

 

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 駅前広場左方向に古民家麺処かつらさんの横の

 旧甲州街道を進んでいくと、分かれ道があるので

 遮断器がある左に行きましょう。


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 ここからでも岩殿山が良く見えますね。

 この道を電力会社沿いに歩いていくと、

 小さい通りが現れるのでそこを右に曲がって 

 進んでいきますと、桂川に架かる高月橋が

 見えてきます。


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 高月橋からの景色は良いですけど、下覗くのは

 怖いですね(^_^;)

 橋を渡り終えると山沿いの上り坂を

 上がっていきます。

 ここらへんは交通量が多いので道を渡るときは

 気おつけましょう。

 いよいよ上り坂を歩いていくと岩殿城跡に行く

 入口が見えてきますよ。

 
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 こういう道を歩いていると戦国時代の人も

 歩いていたのかなと思いふけってみたり、

 城跡を訪れるたびその土地の歴史を肌で感じるのは

 本当に良いですね。 
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 上がって行く途中左側から下の桂川

 大月の町並みが見えてきます。

 ここからだと織田•徳川が攻めてきたら

 良くわかりますし、大軍が来たら恐怖しますね。

 
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後方の猿橋方向を見ると桂川が天然の堀のように

作用して、岩殿城に攻めてくる敵の侵攻を

防いでくれる様子がわかりますね。

東の方角から攻めてくるとしたら北条軍ですので、

ここで籠城戦をしたとしても周りを織田徳川北条に

囲まれる事になり、勝つことは困難になります。

 

 

岩殿城を築城した小山田氏と武田氏との関係

 

岩殿城を築城した小山田氏と武田氏との関係に

ついて軽く説明しますと、この甲斐国を武田氏が

統一する前は、元々武田氏と小山田氏は争う

関係にありました。小山田氏は甲斐国東部の

郡内有力国衆で独立して自分の領地を

治めていましたが、武田信虎(武田信玄公の父)の

時代に武田氏と和睦して従属国衆になり、

武田軍の中でも重要な重臣になって

戦の場では敵が恐れるほどの、

部隊を動かして奮戦しました。

しかし、武田家が衰退し滅亡の時には小山田氏は

自分の郡内の人々を守るために武田信玄公の

子である武田勝頼公を裏切り、裏切られた

勝頼公は現在の甲斐大和からすぐの

田野の地で織田軍と最後まで交戦するも

力尽き、現在の景徳院があった場所で

最後をむかえ武田家は滅亡します。

その後小山田信茂公は投降するも

織田に一族すべて処刑されてしまいます。

世間では主を最後の最後で裏切るような印象ですが

小山田氏が治めていた郡内の人々にとっては、

小山田信茂公のおかげで戦火に巻き込まれないで

すんだのですから、かけがえのない救いの

英雄なのです。



岩殿山にある丸山公園の絶景スポットとは?


ここからさらに登っていくと、門と

丸山公園のふれあい館が見えてきます。


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このふれあい館は中世の城をイメージして

作られており、一階と二階の一部では

大月市出身の山岳写真家の白籏史朗先生の

作品が見れます。岩殿城の資料や小山田氏関連の

事がよくわかるように、展示物なども

設置されています。

開館時間は午前9時〜午後4時

休館日は毎週月曜日で

交通アクセス

自動車だと中央自動車道大月IC.より

駐車場まで約20分

大月駅から徒歩で30分

年末は12月27日から翌1月5日まで。

駐車場は岩殿山の丸山公園市営駐車場が

高月橋近くにあります。

(令和3年4月から白籏史朗写真館の入場料が

 無料になります。)

このふれあい館の近くに本丸まで続く登山道の

入口がありますが、平成31年8月に

ふれあい館〜山頂間で落石があり、登山道の一部が

被害があったとの事です。

令和2年の夏に行われた調査でもまだ落石のおそれが

あるとの事なので、こちらからの登山は通行止めに

なっています。

山頂まで行かれる方は岩殿山の北側にある、

畑倉口から山頂までのルートがあります。

登られる方は十分に注意して、装備など整え

用意してから行かれる事をオススメします。

因みに岩殿山の標高は634mで東京スカイツリー

同じ高さです。

東京スカイツリーを徒歩で登るのですよ普通に

疲れますし、足場も悪いですから十分注意を(^_^;)

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丸山公園には他にも乃木希典の碑などもあります。
乃木希典は登頂した際に鏡岩を見て

(ウサギも登れないと)と感嘆したそうです。

たしかにゴツゴツした岩場は迫力があり、

登りづらいですね(^o^;)


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この乃木希典の碑の後方は小さな山みたいに

なっており、そこの上にベンチが設置されているので

お昼など休憩するにはもってこいです。

さらに少し進むと大月の町並みや富士山と桜が

展望出来る有名な場所があります。
↓そこから撮った景色です。
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春になり桜の季節になると桜と富士山と松の木が

一緒に撮れて、とても綺麗ですよ(^o^)

桜まつりなども開催されているのでこの時期しか

出会えない自然の美しさを体感できると思います。

 

では岩殿城跡を登頂前半はここまでです(^_^)/ おわり 

 

次回 岩殿城跡を登頂後半をお楽しみに。  

   後半では畑倉口方面から登頂を試みます。