ユキスナの歴史散歩

戦国史跡巡りが好きで色々な場所を訪れては写真を撮ったりしています。その中で面白い事や場所やお土産とか気がついたことを記事にしていきたいと思います。歴史散歩の中ではカエルとして登場するのでよろしくお願いします。

長篠城と関連史跡の旅 後編

 

 

 

三河支配の重要拠点の一つ吉田城へ

 

 こんにちわ(^^)/いよいよ最終回の

 長篠城と関連する史跡の旅でございます。

 今回は長篠城と直接関係する史跡では

 ありませんが、三河支配における

 重要拠点の一つである吉田城に行ってみます!

 帰りの新幹線の時間ギリギリまで

 見に行きますよ 。

 それでは豊橋駅から歩いて吉田城へ

 向かいたいと思います。


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豊橋の街なかには豊鉄市内線の路面電車

通っていて、吉田城に行くには

豊橋駅前から乗って

市役所前の駅で降りれば行けます。

電車賃は運賃全線均一大人180円 小児90円

路面電車の乗り方は前から乗って運賃箱に

現金で払うか、ICカード(PASMOも使えます。)で

タッチして払って降りるときはボタンを押す。

バスと同じですね👍

私の場合は市内を少しでも見ていきたいので

歩きです(^_^;)小雨が降っているので、

100円ショップに寄りビニール傘買い

少し早歩きで行きます。

駅前大通り進んで行くと田原街道が見えてくるので、

そこを左に曲がってしばらく行くと歩道橋が

あるので右側奥に歩いて渡り終えると、

豊橋市公会堂が見えてくるのでそこを左に

行けばすぐです。

吉田城の歴史を軽く説明しますと、

戦国初期の頃より松平氏と今川氏は

東三河における重要拠点の一つであった吉田城の

奪い合いを続けており、その度に城主が

代わっていきました。その後松平氏の力が

弱体化していくと、それをみた今川氏は

本格的に東三河国の直接支配に

のりだし、三河国の国衆にも協力させて、

統治支配を強めていきました。しかし、

永禄3年(1560年)5月今川義元桶狭間

敗れると、東三河においての今川氏の

影響力は低下しました。

その千載一遇の時を逃さなかった

松平家康後の徳川家康は吉田城を

攻略し、見事ここに今川氏の支配は

完全になくなりました。

その後武田氏との攻防戦を元亀2年の(1572年)~

天正10年(1582)まで三河遠江の両国で繰り広げて、

長篠の戦いが始まるまでは徳川氏は劣勢に

なっていました。

なかでも元亀2年には設楽郡の防衛網を突破した

武田軍が吉田城下近くまで攻めてきましたが、

徳川の家臣で城代の酒井忠次東三河国衆と

共に武田軍の猛攻をしのぎ、追い返すことに

成功しました。その後も酒井忠次は必死に

武田軍の侵攻を防ぐ事に尽力していく事になります。

この後長篠の戦いで敗れ勢いをなくした武田氏は、

滅亡していく事になり、武田氏を滅ぼした

織田信長明智光秀の謀反により命を落とす事に

なります。

その後は織田信長の家臣だった豊臣秀吉

天下人になり、その秀吉の命により

関東移封になった徳川氏の代わりに

池田輝政が吉田城の城主となります。

池田輝政播州姫路に移封されるまでの間に

城下町の大改修などの整備にも力を入れていました。

では城内に入ってみましょう(^^)/

三の丸口であったであろう入口から入り、

二の丸口門跡及び二の丸御殿跡を通り過ぎると、

本丸御殿につながる本丸門跡には石垣が

残されており、堀の様子もよくわかりますね。
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本丸御殿があったであろう場所まで来たら

しばし雨の中で立ち止まり吉田城の歴史を

肌で感じ、ここまで無事来れたことを心の中で

感謝していました。

↓これは本丸ではございません鉄櫓です。

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本丸にある隅櫓(鉄櫓くろがねやぐら)は

昭和29年に再建されたもので、

模擬再建されたものでも実際にその場にあると

嬉しいですよね。

私が訪れた時は中には入れませんでした(^_^;)

 

吉田城鉄櫓

入館料は無料

入館時間は10:00〜15:00まで

休館日は月曜日

 

本丸がある広場から北側に行くと北御多門跡や

川手櫓跡に腰曲輪跡などが見られます。
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吉田城は戦になれば背後の豊川近くに作られている

本丸がとくに弱点となるため、川沿いの石垣は

とくに高く作られています。

階段は急なので登り降りするときは

注意が必要です。


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鉄櫓後ろ側面の方の堀もしっかり見えて敵の侵入を

防いでくれるのがわかりますね。
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まだまだ城の全体の様子を見て回りところですが、

今回はこのくらいで吉田城を名残惜しいですが

去りたいと思います(^_^;)

皆様はゆっくり見て回ってくださいね。

私は少々せっかちなところと心配性なところが

あるので急いで戻りますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

また機会があったら訪れて今度は全体を見て回り

新たな写真も載せて更新したいです。

 

 

長篠及び設楽原合戦に関連するお土産を探して

 

帰りの楽しみのお土産探しはワクワクしますよね。

今回は長篠城と設楽原に関連するお土産を探して

いたのですが、なかなか見つけることが

出来ませんでした(^_^;)

唯一見つけたのが豊橋駅ビルにあるカルミア

2階南館の「みかわいいもの」というお店です。

東三河の特産品や工芸品などが販売されております。

長篠設楽原の戦いの(鉄砲巻き)が売っておりました!

本来なら長篠や設楽原のある現地で探すのが

一番ですが、今回は初回ということで

移動することに集中して余裕がありませんでした。

次回訪れた際は新しく調べて掲載出来れば

良いと思っています。

車で行かれる方は新東名高速道路から行ける

長篠設楽原パーキングエリアにある、

織田徳川連合軍の陣屋を見立てて作られた

建物などを訪れるのも良いですよ。

長篠陣屋食堂や戦国グッツが買えたり、

火縄銃の展示や馬防柵などがおいてあるエリアがあり、

歴史好きにはたまらないスポットになっております。

しかも歩いて隣接する織田信長本陣跡にも

行くことができます。

車で行った時はこちらの方も是非チェックして

おきたいですね。


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設楽原や長篠に関係してないですが「知多の梅酒」

「蒲群みかんサイダー」など美味しい飲み物や

お酒なども売っております。
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愛知といったら味噌煮込みうどんや手羽先ですよね。

定番のお土産ですが、自分で作って食べるのは

また一段と美味しくいただけるので、是非お土産に

買っていかれることをオススメします(^^)/
↓買ってきたものを作ってみました👍
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手羽先はオーブントースターであぶると

程よく焼けて良い香りが食欲をそそります。
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お土産で買うのも良いですが、

豊川や吉田城の鉄櫓を眺めながらの手羽先を

食すのも良いですね。

(注:現地で手羽先食べたかったなという願望です(^o^;))


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今回は初めて愛知県豊橋に降り立ち何とか

長篠〜設楽原に行き、できる限り史跡に

行きたかったのですが、やはり日帰りだと

時間がなくなって行けるところも限られて

来ますよね(¯―¯٥)泊まりがけで来る方がゆっくり

巡ることが出来て体力的にも楽に歩けると

思います。

(私は弾丸日帰り旅がほとんどです(^_^;))

次回来る機会がありましたら新しく写真や

記事を更新していきたいと思います。

長篠城の周りに築かれた砦にも装備を

整えて行きたいですね。

 

それではまた次回の歴史散歩の旅で

お会いしましょう(^_^)/     

長篠城と関連史跡の旅後編    おわり